四万十川支流の葛籠川を遡った深山にある一軒宿。
JR土佐駅から車で15分の距離にありながら、周囲を山峡と森林に囲まれているため、ずいぶん遠くに来た感じがする。
宿は道沿いにある、いかにも秘湯らしい茅葺きの小さな山門をくぐり、石段を下りて行った渓流沿いにある。
杉や檜がふんだんに使われたカナディアンログハウス風の建物が渓流の両岸にあり、それらを木造の橋や回廊でうまい具合に結んである。
川のせせらぎや、その上をすべる風を体感でき、自然を心憎いほど巧みに取り入れている。
浴室は、岩をあしらった風呂が川の上流と下流に2カ所。
温泉は透明無味、無臭の硫化水素泉で個性は少ないが、窓の下には渓流、正面には緑の木立が眺められ、気分よく入浴できる。
多くの著名人がこの場所を目当てに訪れるというのも分かるような気がする。




